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『看護の日』に思う

『看護の日』に思う

先日5月12日は看護の日…近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日に
ちなみ制定され、全国でも看護協会が中心となって様々なイベントが催されます。
 
「なんで看護師になったの?」と同僚や学生に聞くと、
「母が看護師で影響されて」「キャンディキャンディにあこがれて」
「安定した職業につきたかったから」などといろんな話を聞きます。
 
私はというと、祖父に小学校4年生の時に勧められ、
その後高校生の時に親友が脳血管疾患で倒れた時に
何もできなかった無力さに背中を押され、現在に至ります。
 
看護師生活約30年!病棟だけでなく救急外来や手術室にも勤務してきました。
「忘れられないエピソード」もたくさんありました。
人の生死にかかわる場面では自分の人生さえ変わってしまうほどの衝撃もありました。
 
サリン事件では知人が亡くなり、東日本大震災は勤務中で自分の子供にさえ会いに行く時間がなく
入院患者様の対応(敷地内保育園にいたので安心できてはいましたが)、
思いもつかない未成年の出産等といった数え切れないほどの貴重な場面に立ち会うことができました。
 
急性期の病棟に勤務すると、どうしても看護師がミニドクター化してしまい
患者様の日常生活や退院後のことまで考えられずバタバタしているのが現実…だったと感じています。
 
南部中央病院の看護部長に着任して思うことは、「一生歩いて過ごせることはとても幸せ」ということ!
 
「歩ければ人の世話になることが少なくてすむでしょ。」
やっと子育てから解放されたのに足が痛くて旅行にも行けないと思っていたけど、これであちこち行けるわね。」
 
など患者様とお話する中で、今何不自由なく生活していると
思いもつかないことをお聞きすることもあります。
 
そんな私たちの仕事「看護」って素敵だと思いませんか?
本当に大変な仕事ですけど、こうして患者様と向き合って
退院後の生活により近づきたいと思う看護を提供していけます。
今思えば急性期の時にはできてなかったこと、
していたつもりだったことを可能にしてくれる
南部中央病院との出会いであったように思えます。
 
 
医療法人憲和会 南部中央病院 
看護部長 青木 智美

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