明けましておめでとうございます。
3年以上にわたって悩まされ続けたコロナも昨年10月頃から勢いが衰えやっと通常に近い社会生活を取り戻した感がありますが、コロナが終わったわけではありません。重症化や死亡率はかなり低下しているようですが、これまで変異株が次々と出現し、まだまだ油断は禁物、今後も手洗い、うがいなどの感染対策は継続していきましょう。
当院も感染対策にはかなり気を配りながら診療を行ってきましたが、幸い大事には至ることはありませんでしたが、今後も引き続き気を緩めず診療を続けていきたいと思っております。
昨年は私の専門分野である人工膝関節手術は179例(令和4年は180例)と前年とほぼ同数でした。若年者対応の新しい手術法である内側開大式脛骨粗面下骨切り術(OWDTO)も25例と増加しており、保存的治療で治らない変形性膝関節症が年々増え続けているとの印象を強く持っております。医療は日進月歩です。絶えず新しい治療法を模索し、患者さんにいち早く提供できるよう今後も努力を重ねていくつもりです。
今年が皆様方にとりまして良き年になることを心より願っております。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
医療法人 憲和会 南部中央病院
院長・理事長 坂本 憲史